将来もずっと、子どもたちが養老鉄道で高校に通学できますように
養老鉄道は、西濃地域の高校生、大学生にとって大切な通学の足となっています。毎朝多くの学生さんたちが、通学するため駅で行列を作っています。
2015年に廃線問題が浮上し、存続のための様々な活動が行われました。沿線自治体の支援により当面の廃線の危機は免れたものの、赤字は続いたまま、「10年先のことはわからない」と言われていました。現在、コロナ禍で鉄道利用が減る中、状況は変わっていません。
以前、揖斐川町、旧谷汲村から岐阜駅を結ぶ名鉄揖斐線がありましたが、2005年に廃止となったあと、子どもたちが学校に通いにくくなった、学校の選択肢が少なくなったとの声がありました。存続問題は現在の利用者である高校生、大学生よりも、むしろ将来の利用者である小中学生の問題です。
ぎふ活研究会では、沿線の皆様が少しずつ参加できる活動として、「養老鉄道応援プロジェクト」を始めました。
沿線の小学生が絵を描いて参加し、活動を通して養老鉄道が元気になり、高校生になる頃、通学の足として養老鉄道が存続できる。そして安心して子どもを育てられる地方を作る、このような活動を目指しています。
養老鉄道応援プロジェクトの内容
養老鉄道には、車内に広告スペースがありますが、桑名から揖斐川町までの利用者が限られた養老鉄道では、ほとんど活用されていませんでした。
この広告スペースは、列車の運行範囲が狭いためか名鉄や近鉄と比べると広告費が安く、「何かうまく活用できる方法がないか」というちょっとしたアイデアからスタートしました。
将来通学で利用する小学生の絵を養老鉄道に展示し鉄道利用を促す活動であれば、沿線のみなさまにご協力頂けるかも・・・
ちょっとしたアイデアから少しずつ具体的な活動が見えてきて、広告費による支援と、利用の促進による支援ができそうです。
将来的には、沿線の企業・商店を巻き込んだクラウドファンディングも目指しています。